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【第七十五回 大正と冤罪◆

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    大正時代に起こった
    もう一つの冤罪事件をご紹介します。
    それは「加藤老事件」です。

    実はこの「加藤老事件」と
    前回紹介した「吉田岩窟王事件」は
    殆ど経緯が同じ事件なのです。
    時は「吉田岩窟王事件」より2年後の
    大正4年(1915年)に山口県で起こります。
    やはり同じく強盗殺人の罪で逮捕された男が
    自らの罪を軽くしようと関係のない
    知人の男を共犯だと偽ります。
    知人の男は無実を訴えますが
    結局無期懲役が科せられ、14年もの間
    服役させられます。

    「吉田岩窟王事件」と異なる点は
    彼が模範囚だったことでしょうか。

    その後の生活は分かりませんが
    昭和38年(1963年)に「吉田岩窟王事件」に
    無罪判決が出たことを知り、
    汚名を返上すべく再審請求を始めます。
    しかしなかなか認められず、
    再審が始まったのはその12年後。
    審議で彼の無実が確定したのは
    その2年後でした。

    事件発生から彼の無実が晴らされるまで
    実に62年もの月日が経過しており
    この期間は史上最長ということです。

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