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第一回 「クリスマス」…最終話

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    仕事を継ぐことに気を良くしている母さんがニンマリしながら
    仕事着を差し出した。


    「さぁ、剛の為にちゃんと作っといたよ。早く着て見せて!」


    「あぁん?こんな真っ赤な服着れるかっ!
    恥ずかしいったらありゃしない!」


    「馬鹿言うんじゃないよっ!“サンタ”って言えばこの色って
    決まってんだから!
    それにあんなに髭をはやしなさいって言ったでしょ!
    も〜、早くしなさいっ!
    お父さん、外でずっと待ってるんだからっ!」

    外ではシンシンと雪が降る中、荷物をソリに載せ、淡々と準備を
    進めている親父がいた。

    <終わり>
    1 2 3 4 →次の少説

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